4K動画を20GBほどパソコンからコピーするとき、USBメモリだと10分以上かかることがあります。読み込み2000MB/sの外付けSSDなら、同じ量が20秒前後で終わります。
ただ、外付けSSDは「最大2000MB/s」と書かれていても、つなぐパソコンの端子によっては半分の速さしか出ません。高速なモデルを選ぶなら、まず手元のパソコンの端子を確かめておく必要があります。
今回は、転送速度と持ち歩きやすさで選んだ高速な外付けSSDを7台紹介します。自分でいくつか使ってみたり、口コミや取材をして総合評価で書いています。
高速な外付けSSDはパソコンの端子に合わせて選ぶのがおすすめ
外付けSSDの速さは、SSD本体だけでは決まりません。パソコン側の端子が10Gbpsまでなら、2000MB/sの外付けSSDをつないでも1000MB/s前後で頭打ちになります。
MacBookや多くのノートパソコンについているUSB-Cは、10Gbpsまでのものがほとんどです。2000MB/sが出るUSB 3.2 Gen 2×2の端子は、デスクトップパソコンの一部と、20Gbps対応をうたうWindowsノートくらいにしかありません。
そのため、端子が10Gbpsまでなら1000MB/sクラスの外付けSSDで十分です。20Gbpsの端子があるなら2000MB/sクラスを選ぶと、値段の差に見合う速さが手に入ります。
高速な外付けSSDの選び方
【転送速度】動画編集なら2000MB/sの外付けSSDがおすすめ
外付けSSDの転送速度は、大きく分けて500MB/s、1000MB/s、2000MB/sの3つのクラスがあります。
4K動画を外付けSSDに入れたまま編集するなら2000MB/sクラス、写真や書類の持ち運びが中心なら1000MB/sクラスを選んでください。500MB/sクラスは値段が安いものの、大きなファイルを一度にコピーすると待ち時間がはっきり長くなります。
【接続規格】高速な外付けSSDは20Gbpsの端子が必要
2000MB/sクラスの外付けSSDは、USB 3.2 Gen 2×2(20Gbps)の端子につないだときだけ本来の速さが出ます。
パソコンの仕様表で「USB 3.2 Gen 2×2」または「20Gbps」と書かれた端子があるかを、買う前に確かめておくと安心です。Thunderbolt 3や4の端子は、USB 3.2 Gen 2×2に対応していないものが多く、10Gbpsで動くことがあります。
【容量】動画を入れるなら外付けSSDは1TB以上がおすすめ
4K動画は1時間撮ると50GBから100GBくらいになります。500GBの外付けSSDだと、撮影データを何本か入れただけでいっぱいになってしまいます。
動画や写真を入れるなら、外付けSSDは1TB以上を選ぶと容量で困りません。書類やゲームのセーブデータを持ち歩くだけなら、500GBでも足りなくなることはまずありません。
【耐衝撃と防水】持ち歩く外付けSSDは防水防塵のモデルを選ぶ
外付けSSDはHDDと違って中に動く部品がないので、落としても壊れにくいです。それでもカバンに入れて毎日持ち歩くなら、水やほこりに強いモデルのほうが安心できます。
屋外の撮影や出張で持ち歩くなら、IP55以上の防水防塵に対応した外付けSSDがおすすめです。机の上に置いたままで使う人は、防水防塵にこだわらなくても困りません。
高速な外付けSSD おすすめ人気ランキング7選
第1位 エクストリームプロ 動画編集におすすめの外付けSSD

サンディスクのエクストリームプロは、読み込みも書き込みも最大2000MB/sの外付けSSDです。高速な外付けSSDを探すと、まず名前が挙がる定番モデルです。
私はこのSSDの2TBを、動画編集用のデスクトップパソコンにつないで使っています。20Gbpsの端子につなぐと、30GBほどの撮影データが30秒かからずにコピーできました。編集ソフトで外付けSSDの動画をそのまま読み込んでも、プレビューが止まることはほとんどありません。
本体はアルミの外装で、長時間コピーしても熱がこもりにくいです。1時間近く書き込みを続けても、速度が大きく落ちることはありませんでした。カラビナを通す穴もあるので、撮影のときはカメラバッグにぶら下げています。
正直、2TBは値段がかなり高めです。それでも4K動画を外付けSSDのまま編集したい人には、この速さは手放せません。動画を扱う人にいちばんおすすめの外付けSSDです。
2TBで4K動画をたくさん入れられる
第2位 トランセンド ESD410C 65gの高速外付けSSD

トランセンドのESD410Cは、重さ65g、大きさ79×42mmの小さな外付けSSDです。小さいのに、読み書きとも最大2000MB/sが出ます。
私はノートパソコンと一緒にポーチに入れて持ち歩いています。名刺より少し小さいくらいなので、ペンケースにも入ります。20Gbpsの端子があるパソコンなら、1位のエクストリームプロとほぼ変わらない速さでコピーできました。
米軍の耐衝撃規格のテストを通っているので、机から落としたくらいでは壊れにくいです。口コミでも、持ち歩いていて落としたけれど問題なく使えているという声が多く見られます。
持ち歩きやすさと2000MB/sの速さを1台で手に入れたい人におすすめの外付けSSDです。
第3位 キングストン XS2000 5年保証の外付けSSD

キングストンのXS2000は、読み書き最大2000MB/sのポータブルSSDです。メーカーの保証が5年ついているので、長く使うつもりの人でも安心して選べます。
本体は手のひらに隠れるくらいの大きさで、取り外せるゴムのカバーがついています。カバーをつけた状態でIP55の防水防塵に対応しているので、屋外の撮影でも使いやすいです。
レビューでは、USB 3.2 Gen 2×2の端子につないだときの速さに満足している声が目立ちます。一方で、付属のケーブルがUSB-Cどうしの1本だけなので、USB-Aのパソコンにつなぐには変換が必要という声もありました。
保証の長さを重視して2000MB/sの外付けSSDを選びたい人におすすめです。
ゴムカバー付きで屋外でも使える
第4位 エクストリーム ノートPCにおすすめの外付けSSD

サンディスクのエクストリームは、読み込み最大1050MB/s、書き込み最大1000MB/sの外付けSSDです。1位のエクストリームプロの1つ下のモデルで、10GbpsのUSB 3.2 Gen 2で動きます。
MacBookや多くのノートパソコンのUSB-Cは10Gbpsまでなので、このSSDなら速さを使い切れます。口コミでも、Macにつないで写真や動画のバックアップに使っている人がとても多いです。
USB-CとUSB-Aの両方のケーブルがつながるように、変換アダプターがついています。カラビナを通す穴があり、防水防塵にも対応しているので、外に持ち出す使い方でも困りません。
ノートパソコンにつないで使う人におすすめの高速外付けSSDです。
Macのバックアップ用に選ばれやすい
第5位 バッファロー SSD-PHE 国内メーカーの外付けSSD

バッファローのSSD-PHE1.0U3-BAは、USB 3.2 Gen 2×2に対応した読み込み最大2000MB/sの外付けSSDです。国内メーカーの2000MB/sクラスを探している人の候補になります。
サポートの窓口が日本語で、説明書も日本向けに作られています。初めて外付けSSDを買う人や、会社のパソコンにつなぐので国内メーカーにしたい人から選ばれています。
口コミでは、PS5の拡張ストレージやパソコンのバックアップ用に使っている人が多いです。耐衝撃の設計で、持ち歩いても壊れにくいと書かれていました。
国内メーカーで選びたい人におすすめの高速外付けSSDです。
第6位 バッファロー SSD-PHP 防水防塵の外付けSSD

バッファローのSSD-PHP1.0U3-BAは、読み込み最大1050MB/sの外付けSSDです。IP55の防水防塵に対応していて、雨の日にカバンが濡れても使えます。
私は旅行のときに、カメラの写真をその日のうちに移す用として使っていました。ノートパソコンの10GbpsのUSB-Cにつないで、1日分の写真およそ15GBが1分もかからずにコピーできます。角が丸くて手に持ちやすく、ホテルの机の上で邪魔になりませんでした。
ケーブルはUSB-CとUSB-Aの両方がついているので、古いパソコンにもそのままつなげます。
旅行や出張で写真をこまめに移したい人におすすめの外付けSSDです。
第7位 SSPF-USC1T テレビ録画にも使える外付けSSD

アイ・オー・データのSSPF-USC1Tは、USB 3.2 Gen 2に対応した国内メーカーのポータブルSSDです。平たい形で、ノートパソコンの横に置いても場所を取りません。
レビューでは、テレビの録画用やパソコンのバックアップ用として使っている人が目立ちます。アイ・オー・データのテレビと組み合わせて使えるかどうかを、メーカーの対応表で確かめられるのも国内メーカーならではです。
ケーブルはUSB-CとUSB-Aの両方が入っているので、つなぐ機器を選びません。
テレビの録画やパソコンのバックアップに使いたい人におすすめの外付けSSDです。
テレビ録画にも使える国内モデル
外付けSSDの速度が出ないときはケーブルと端子を見直す
高速な外付けSSDを買ったのに速さが出ないときは、まずケーブルを確かめてください。充電用のUSB-Cケーブルは、データの転送が480Mbpsまでのものがあり、つなぐと外付けSSDがとても遅くなります。
外付けSSDには、その速さに合ったケーブルが付属しています。別のケーブルに替えるときは、10Gbpsや20Gbpsと書かれたものを選んでください。
USBハブを通すと、ハブの規格までしか速度が出ません。速さを優先するなら、外付けSSDはパソコンの端子に直接つなぐのがおすすめです。
外付けSSDの買い替えは保証期間を目安にするのがおすすめ
外付けSSDは、書き込める量に上限があります。とはいえ、写真や書類のバックアップくらいの使い方なら、上限に届く前に容量が足りなくなって買い替える人のほうが多いです。
毎日動画を書き込むような使い方なら、メーカーの保証期間が切れるころに新しい外付けSSDへデータを移しておくと安心です。大事なデータは外付けSSD1台だけに入れず、クラウドや別のSSDにも残しておいてください。
高速な外付けSSDの用語 GbpsとMB/sは別の単位
外付けSSDの箱には、10Gbpsや2000MB/sといった数字が並んでいます。
- Gbpsは端子やケーブルが送れるデータの量で、1秒あたりのビット数です
- MB/sは外付けSSDが実際に読み書きできる速さで、1秒あたりのバイト数です
- 10Gbpsの端子なら実際の速さは1000MB/s前後、20Gbpsなら2000MB/s前後が目安です
MB/sの数字が大きいほど高速な外付けSSDで、その速さを出すには同じクラスのGbpsの端子が必要です。2つの数字をセットで見れば、自分のパソコンでどれくらいの速さが出るかが分かります。
家電とガジェットを扱う編集チーム。メーカーの発表会や販売店での取材と、実際に買って使った記録をもとに記事を作っています。「売れている順ではなく、置き場所と使い方で選ぶ」が編集方針。
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