ワインが冷蔵庫の野菜室を占領してきた。かといって大きなワインセラーを置く場所はない。そんなときに候補に入るのが、ルフィエールのLW-S12(PELTIER12)です。
ルフィエールのLW-S12は、12本が入るペルチェ式のワインセラーです。赤ワインだけでなく白ワインやスパークリングも、10本前後を家で冷やしておきたい人に向いています。
一方で、ヒーターが付いていないことや、真夏の暑い部屋での冷え方には気をつけたいところがあります。LW-S12を使って分かった良いところと気になったところを、レビューとして分けて書きます。
ルフィエール LW-S12はどんなワインセラーか
LW-S12は、ワインセラーを専門に扱うルフィエールの、12本収納の小型モデルです。冷やすしくみはペルチェ式で、モーターを使わないので振動と音がほとんど出ません。
- 収納本数:12本(棚5枚)
- 冷却方式:ペルチェ式(日本メーカー製のペルチェ素子)
- 温度設定:4〜22℃(周囲の温度より約15℃低いところまで)
- 買ったときの設定温度:10℃
- サイズ:幅28×奥行56.7×高さ66.3cm
- 重さ:14.2kg
- 定格消費電力:70W
- 置ける部屋の温度:10〜30℃
- ヒーター:なし
- 扉:ブラックのガラス扉
- 保証:18か月(正規販売店で買った場合)
LW-S12がほかの12本クラスのワインセラーと違うのは、設定温度の下限が4℃まで下がるところです。同じ12本クラスでも、下限が12℃のモデルがあります。白ワインやスパークリングを冷やしたいなら、この差は大きいです。
メーカーは、LW-S12を短期保存用のワインセラーとしています。数か月のうちに飲むワインを、ちょうどいい温度で置いておくためのものと考えてください。
LW-S12を使って良かったところ
いちばん良かったのは、白ワインを冷蔵庫から出す手間がなくなったことです。冷蔵庫だと冷えすぎて、飲む前に20分ほど出しておく必要がありました。LW-S12に10℃で入れておけば、出してすぐ飲めます。
LW-S12は白ワインもちょうどいい温度で冷やせる
白ワインを10℃に設定すると、エアコンの効いた部屋ならきちんとその温度で止まります。赤ワイン中心の日は14℃に上げて使っています。
ワインを冷やす温度は、赤ワインなら14〜16℃前後、白ワインなら8〜10℃前後がよく言われる目安です。この両方に1台で合わせられるのが、LW-S12を選んでよかったと思うところです。
寝室に置いても運転音が気にならない
ペルチェ式なので、冷蔵庫のようなブーンという音がしません。寝室の棚の横に置いていますが、夜中に音で目が覚めたことはありません。
口コミでも、30cmほど離れると音がまったく聞こえないという声がありました。ただ、使い始めの日だけはファンの音が気になったという人もいます。最初の1日は庫内を冷やすためにファンがずっと回るので、その日はリビングで動かしておくと安心です。
幅28cmなので冷蔵庫の横のすき間に置ける
LW-S12の幅は28cmで、30cmを切ります。冷蔵庫と食器棚のすき間や、本棚の横にも置けます。
重さは14.2kgで、1人でも持ち上げて動かせました。届いた箱から出して、置く場所まで運ぶのも1人でできます。
温度表示で庫内の温度がすぐ分かる
扉の外のパネルで温度を設定でき、庫内の温度がデジタルで出ます。扉を開けなくても今何℃なのかが分かるので、夏に冷えているかどうかを確かめるのがラクです。
LW-S12で気になったところ
気になったのは、真夏の冷え方と、太いボトルの入り方と、新品のにおいの3つです。どれも使い方で避けられますが、買う前に知っておくと困りません。
室温30℃を超えるとLW-S12は設定温度まで下がりにくい
LW-S12が冷やせるのは、部屋の温度より約15℃低いところまでです。真夏にエアコンを切った部屋だと、12℃に設定しても下がるまでにかなり時間がかかりました。
夜になって部屋が涼しくなると、設定温度に戻っていました。ワインが傷むほどではありませんが、西日の当たる部屋に置くのは避けたほうがいいです。夏の間はエアコンの効く部屋に置いておくと安心です。
太いボトルは12本ぴったりには入らない
収納本数の12本は、ボルドー型の細いボトルで数えた数です。ブルゴーニュ型や形の変わったボトルは、棚に入らないことがありました。
シャンパンのボトルは、棚を1枚外すと立てて入れられます。太いボトルが多いなら、実際に入るのは9〜10本くらいと考えておくといいです。
新品のうちは庫内にプラスチックのにおいが残る
届いてすぐは、庫内にプラスチックのにおいがありました。扉を開けたまま1日置いて、そのあとも何日か使ううちに気にならなくなりました。
口コミでも、数日から1週間くらいでにおいが消えたという声が多いです。ワインはコルクやキャップで閉じているので、中身ににおいが移ったことはありません。
LW-S12の置き場所で迷うところ
LW-S12は、まわりにすき間をあけて、10〜30℃の部屋に置けばきちんと冷えます。置く場所で冷え方が変わるので、ここだけは先に決めておくのがおすすめです。
壁からどれくらい離して置けばいい?
メーカーの案内では、後ろに5cm以上、左右に10cm以上、上に10cm以上のすき間が必要です。壁にすき間なく付けると熱がこもって、冷えが弱くなります。
背面の通気口にほこりがたまっても、冷えにくくなります。月に1回くらい、掃除機で後ろのほこりを吸っておくといいです。
冬の寒い部屋に置いても大丈夫?
LW-S12にはヒーターが付いていません。部屋の温度が設定温度より低いと、庫内も部屋の温度に近づいていきます。
暖房を入れない部屋が5℃まで冷えれば、庫内も5℃近くまで下がります。冬に赤ワインを14℃前後で置いておきたいなら、暖房を使う部屋に置いてください。
扉を開けると本体が動くときは?
床がフローリングだと、扉を開けたときに本体が少し動くことがあります。脚の下に滑り止めのシートを敷くと動かなくなります。
LW-S12が向いている人と向いていない人
LW-S12は、白も赤も10本前後を、数か月のうちに飲むペースで楽しむ人に向いています。何年も寝かせたいワインがある人には向きません。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 白ワインやスパークリングもよく飲む人 | ワインを何年も寝かせたい人 |
| 寝室やリビングに置きたい人 | エアコンのない暑い部屋に置く人 |
| 幅30cm以内の場所に置きたい人 | 冬に暖房を使わない部屋に置く人 |
| 初めてワインセラーを買う人 | ブルゴーニュ型の太いボトルが多い人 |
長く寝かせたいワインがあるなら、ヒーターが付いたコンプレッサー式や長期熟成型のワインセラーを選んでください。LW-S12は、毎週何本か飲んで、また買い足すような使い方に合っているワインセラーです。
LW-S12は白も赤も12本入れたい人向けのワインセラー
ルフィエールのLW-S12は、4〜22℃まで設定できる、12本収納のペルチェ式ワインセラーです。白ワインもすぐ飲める温度で置いておけて、寝室でも音が気にならないところに、使っていていちばん満足しています。
真夏の暑い部屋と冬の寒い部屋を避けることと、まわりにすき間をあけることだけ気をつければ、困ることはほとんどありません。初めてワインセラーを買うなら、LW-S12を基準にして、足りないところがあるか考えてみるのがおすすめです。
白ワインも冷やせる4〜22℃設定
家電とガジェットを扱う編集チーム。メーカーの発表会や販売店での取材と、実際に買って使った記録をもとに記事を作っています。「売れている順ではなく、置き場所と使い方で選ぶ」が編集方針。
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