ドラム式洗濯機は高いもの、と思っていると、10万円前後から買えるモデルがあることに驚くと思います。安いドラム式は、乾燥が付くかどうかと洗剤の自動投入があるかどうかで値段が変わります。
値段を抑えたいときに候補になるドラム式洗濯機を4台選んで順位にしました。自分でいくつか使ってみたり、口コミや取材をして総合評価で書いています。
安いドラム式洗濯機は乾燥の有無と防水パンの寸法で選ぶのがおすすめ
乾燥まで任せたいならヒーター乾燥付きのドラム式洗濯機を選ぶ
ドラム式の乾燥には、ヒーターで温風を作る方式とヒートポンプ方式があります。ヒートポンプ方式は電気代が安く、衣類も縮みにくいですが、本体が20万円を超えるものがほとんどです。
値段を抑えて乾燥まで使いたいなら、ヒーター乾燥のドラム式洗濯機がおすすめです。今回の4台のうち3台がヒーター乾燥です。電気代はヒートポンプ方式より高くなりますが、毎日フル乾燥しないなら差はそれほど大きくありません。
洗濯だけなら乾燥なしのドラム式洗濯機がいちばん安い
乾燥機能を省いたドラム式洗濯機は、乾燥付きより数万円安く買えます。浴室乾燥がある家や、外干しが基本の家なら乾燥なしでも困りません。
ドラム式の節水と洗い上がりだけが欲しい人は、乾燥なしのモデルを選ぶといちばん安く済みます。本体の高さも低くなるので、洗濯機の上に棚を付けたい人にも向いています。
防水パンの奥行と搬入経路は買う前に測っておく
ドラム式洗濯機は縦型より奥行があり、重さも70〜80kgになります。防水パンの内側の寸法が足りないと、脚が乗らずに置けません。
買う前に防水パンの内寸と、玄関から洗面所までの通路の幅を測っておくと安心です。扉の開く向きも大事で、壁が右にある家で右開きを選ぶと、洗濯物を出し入れしにくくなります。
安い ドラム式 洗濯機 おすすめ4選
第1位 アイリス FLK852 乾燥付きで安いドラム式

- 容量:洗濯8kg/乾燥5kg
- 乾燥方式:ヒーター乾燥
- 運転音:洗濯40dB/脱水44dB
- サイズ:幅59.5×奥行65.2×高さ106.5cm
- そのほか:温水洗浄、ふろ水ポンプ、インバーター
うちで使っているのがこのドラム式洗濯機です。縦型からの買い替えで、いちばん変わったのはタオルの仕上がりでした。乾燥まで回すと、外干しのときのようなゴワゴワ感がなくなります。
8kgあれば、夫婦2人で2日分の洗濯物を1回で洗えます。乾燥は5kgまでなので、量が多い日はタオルと下着だけ乾燥して、シャツはハンガーで干しています。洗濯から乾燥までは4時間近くかかるので、夜に回して朝に取り出す使い方にしています。
温水洗浄は、襟や脇の黄ばみが気になるシャツに使っています。水だけで洗っていたときより、皮脂のにおいが残りにくくなりました。ふろ水ポンプも付いているので、残り湯を洗いに使えば水道代も少し下がります。
正直に言うと、洗剤の自動投入が無いのは最初は不便かなと思いました。でも実際は、洗剤を量ってケースに入れるのが30秒くらいなので、半年たった今は気になっていません。
- 良い点:ヒーター乾燥付きのドラム式としては値段が安い
- 良い点:温水洗浄で皮脂汚れが落ちやすい
- 気になる点:洗剤の自動投入は付いていない
- 気になる点:洗濯から乾燥まで4時間ほどかかる
乾燥まで使えるドラム式洗濯機を、できるだけ安く買いたい人にいちばんおすすめの1台です。
温水洗浄と乾燥5kgが付いて手ごろ
第2位 日立 BD-SG110JL 11kg入るドラム式

- 容量:洗濯11kg/乾燥6kg
- 本体幅:60cm
- 扉:左開き
- そのほか:風アイロン、日本製
大手メーカーのドラム式洗濯乾燥機のなかで、値段が下がってきたモデルです。洗濯11kgと大きく、4人家族の洗濯物を1回で洗えます。
口コミで多いのは、風アイロンの評価です。乾燥のときに強い風を当ててシワを伸ばすので、ワイシャツやハンカチをそのまま着られるという声が目立ちます。日本製で、近くの家電量販店で修理を頼みやすいのも安心できるところです。
気になるのは、乾燥フィルターの掃除を毎回する必要があることです。レビューでも「ホコリがたくさん取れる」という声と「毎回の掃除が面倒」という声が両方ありました。後継モデルが出たことで値段が下がっているので、家族向けの大きなドラム式を安く買いたい人におすすめです。
- 良い点:洗濯11kgで家族の洗濯物を1回で洗える
- 良い点:風アイロンでシャツのシワが少ない
- 気になる点:乾燥フィルターの掃除が毎回必要
第3位 アイリス HDK852Z 自動投入付きドラム式

- 容量:洗濯8kg/乾燥5kg
- 乾燥方式:ヒーター乾燥
- 洗剤と柔軟剤の自動投入:あり
- 扉:左開き
- そのほか:インバーター
1位のFLK852と同じ8kgの大きさで、洗剤と柔軟剤の自動投入が付いたドラム式洗濯機です。タンクに洗剤を入れておけば、洗濯物の量に合わせて自動で量って入れてくれます。
レビューでは「洗剤を量らなくていいのが思った以上に楽」という声が多く、共働きの家庭からの評価が高いです。一方で、タンクの中で洗剤が固まらないように、ときどき洗う必要があります。
値段は1位より上がるので、自動投入にお金を払う価値があるかで選んでください。毎日洗濯機を回す家庭なら、自動投入付きの安いドラム式としておすすめです。
- 良い点:洗剤と柔軟剤を自動で入れてくれる
- 良い点:乾燥5kgまでヒーターで乾かせる
- 気になる点:自動投入タンクの掃除がときどき必要
第4位 ハイアール JW-TD90SA 乾燥なしの安いドラム式

- 容量:洗濯9kg(乾燥機能なし)
- 運転音:洗い33dB/脱水48dB
- サイズ:幅59.5×奥行64×高さ86cm
- 洗剤と柔軟剤の自動投入:あり
- そのほか:お湯洗い、快速コース15分
乾燥機能を外したぶん、今回の4台でいちばん安く買えるドラム式洗濯機です。それでも洗剤の自動投入とお湯洗いは付いています。
実家の洗濯機をこれに買い替えたときに、何度か使いました。高さが86cmと低いので、洗濯機の上に置いた棚がそのまま使えたのが助かりました。洗いのときは33dBと静かで、夜に回しても隣の部屋のテレビの音が聞こえるくらいです。
脱水のときは48dBと音が大きくなるので、集合住宅で深夜に回すのはやめたほうがいいです。乾燥は浴室乾燥や外干しで十分という人には、このドラム式洗濯機がいちばん安いおすすめの選択です。
- 良い点:乾燥なしのぶん値段が安い
- 良い点:高さ86cmで上に棚を置ける
- 気になる点:乾燥はできない
- 気になる点:脱水の音は大きめ
高さ86cmで洗濯機の上に棚を置ける
用途別に選ぶ安いドラム式洗濯機のおすすめ
2人暮らしで乾燥まで使うならFLK852
乾燥5kgまで使えて値段が安いので、2人暮らしならFLK852がおすすめです。タオルと下着を毎日乾燥しても、量が多すぎて乾かないということはほとんどありません。
4人家族で洗濯物が多いなら日立のビッグドラム
洗濯11kgと乾燥6kgの日立 BD-SG110JLなら、家族の洗濯物を1回で洗えます。週末にシーツとバスタオルを一度に洗う家庭でも、2回に分けずに済みます。
洗剤を入れる手間を減らしたいならHDK852Zかハイアール
自動投入が付いているのは、3位のHDK852Zと4位のJW-TD90SAの2台です。乾燥も使うならHDK852Z、乾燥はいらないならJW-TD90SAを選ぶと、無駄なく安く買えます。
洗濯機の上に棚を置きたいなら高さ86cmのドラム式
4位のJW-TD90SAは高さ86cmで、ほかの3台より20cmほど低いドラム式洗濯機です。洗濯機の上にラックや棚がある家なら、まず高さを測ってから選んでください。
安いドラム式洗濯機の乾燥は時間がかかるので夜に回すのがおすすめ
ヒーター乾燥のドラム式は、洗濯から乾燥まで3〜4時間かかります。朝に回すと出かける時間までに終わらないことが多いです。
乾燥まで使う日は、寝る前に予約しておくと朝には乾いた状態で取り出せます。ただし脱水の音は40dBを超えるので、集合住宅では夜10時より前に脱水が終わるように予約時間を決めると安心です。
乾燥フィルターのホコリは、毎回取るようにしてください。ホコリがたまると乾くまでの時間が長くなり、電気代も上がります。安いドラム式洗濯機を長く使うために、ここだけは面倒でも続けるのがおすすめです。
家電とガジェットを扱う編集チーム。メーカーの発表会や販売店での取材と、実際に買って使った記録をもとに記事を作っています。「売れている順ではなく、置き場所と使い方で選ぶ」が編集方針。
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