ロボロックのQrevo Lは、モップを洗って乾かすドックがついた水拭きロボット掃除機です。全自動ドックつきのロボット掃除機は大きくて置き場所に困るものが多いのですが、Qrevo Lはドックの幅が本体より小さく作られています。
リビングとダイニングでQrevo Lを使ってみて、床のベタつきが取れたことと、ドックを置く場所に悩まなかったことがいちばんの収穫でした。反対に、給水タンクの補充やソファ下の高さなど、使ってから気づいたこともあります。
Qrevo Lのレビューとして、良かったところと気になったところを両方書きます。全自動ドックつきの水拭きロボット掃除機を初めて買う人に向けた内容です。
Qrevo Lはどんな水拭きロボット掃除機か
Qrevo Lは、ゴミを吸う掃除と、回転モップでの水拭きを1台でこなすロボット掃除機です。充電台が「4way全自動ドック」になっていて、モップの洗浄と乾燥、本体への給水、ゴミの吸い上げを自動でやってくれます。
主なスペックは次のとおりです。
- 吸引力:最大10,000Pa
- モップ:回転式2枚(毎分最大200回転)
- モップリフト:カーペットを見つけるとモップを10mm持ち上げる
- 水量:アプリで30段階に調整
- 部屋の測り方:レーザーセンサーで間取りを作る
- 障害物をよける方式:ストラクチャードライト
- 稼働時間:最大180分
- 本体サイズ:幅35.0×奥行35.4×高さ9.7cm
- ドックサイズ:幅34.0×奥行48.7×高さ52.2cm
- ドックの機能:モップ洗浄、モップ乾燥、自動給水、自動ゴミ収集(紙パック式)
サイドブラシは左右で長さが違う形で、髪の毛やペットの毛が絡みにくくなっています。操作はスマホの専用アプリで、掃除する部屋や順番、水拭きの水量をここで決めます。
Qrevo Lを使って良かったところ
Qrevo Lを使って良かったのは、水拭きで床のベタつきが取れたことと、ドックが小さくて置き場所に困らなかったことです。細かく分けると、次の4つになります。
回転モップの水拭きでダイニングのベタつきが取れた
いちばん変わったのは、ダイニングテーブルの下の床です。子どもがこぼしたジュースや調味料が乾いた跡は、吸うだけのロボット掃除機では残ったままでした。
Qrevo Lは2枚のモップを回しながら床に押し付けるので、毎日かけているうちに素足で歩いたときのペタペタ感がなくなりました。壁ぎわはモップを外側に寄せて拭くので、幅木の近くのほこりの筋も目立たなくなっています。
吸引のほうも、フローリングに落ちた砂や髪の毛なら1回でほぼ取れます。10,000Paという数字ほどの差は分かりにくいですが、吸い残しで困ったことはありません。
ドックが本体より小さくてテレビ台の横に置けた
全自動ドックつきのロボット掃除機で迷うのが、ドックの置き場所です。Qrevo Lのドックは幅34.0cmで、本体の直径35.0cmより小さく作られています。
わが家ではテレビ台の横のすき間にQrevo Lのドックがそのまま入り、リビングの見た目がほとんど変わりませんでした。高さは52.2cmあるので、上に棚がある場所は避けたほうがいいです。
Qrevo Lは水量を30段階で部屋ごとに変えられる
水拭きの水量は、アプリで30段階から選べます。キッチンの前は多め、寝室のフローリングは少なめ、というように部屋ごとに分けて決められます。
水量を部屋ごとに変えられるので、無垢材の部屋だけ水を控えめにする使い方ができます。畳の部屋はアプリで水拭きしない場所に決めておけば、吸引だけで通り過ぎます。
Qrevo Lのモップはにおいがほとんど気にならない
掃除が終わるとQrevo Lはドックに戻り、モップを洗ってから温風で乾かします。モップを手で洗ったり干したりしたことは、今のところほとんどありません。濡れたモップが残らないので、梅雨の時期でもにおいは気になりませんでした。
Qrevo Lで気になったところ
Qrevo Lで気になったのは、給水タンクの補充の回数と、本体の高さでソファの下に入らないことです。どちらも買う前に知っていれば対策できます。
Qrevo Lの給水タンクの補充は3〜4日に1回
毎日水拭きしていると、ドックの給水タンクは3〜4日に1回は補充が必要でした。同時に汚水タンクの水も捨てます。水道直結のモデルではないので、ここは手でやる作業として残ります。口コミでも「水タンクが小さい」という声が見られます。
本体の高さは9.7cmでソファの下に入らないことがある
Qrevo Lの本体の高さは、上のレーザーセンサーまで入れて9.7cmあります。わが家のソファは脚の高さが9cmほどで、下には入りませんでした。
ソファやベッドの下まで掃除させたい人は、家具の下のすき間が10cm以上あるかメジャーで測っておくと安心です。薄型モデルにくらべると、この点は不利です。
Qrevo Lは細いイスの脚の間で時間がかかる
ダイニングチェアの脚が多い場所では、Qrevo Lが何度も向きを変えて抜け道を探します。止まることはありませんが、ほかの場所より掃除に時間がかかります。掃除の前にイスをテーブルの上に上げておくと、そのぶん早く終わりました。
床に置いたままの靴下やケーブルは、よけてくれることもあれば、巻き込みそうになって止まることもあります。正直、障害物をよける力は値段なりという感想です。掃除の前に床の小物を拾っておくのがおすすめです。
Qrevo Lの使い方で迷うところ
Qrevo Lを使い始めて迷いやすいのは、ラグの扱いと最初の地図づくりです。この2つを先に済ませておくと、あとの掃除がスムーズになります。
ラグは「カーペット」として登録しておく
Qrevo Lはカーペットを見つけるとモップを10mm持ち上げますが、毛足の長いラグだと端が少し濡れることがあります。アプリの地図でラグの場所を「カーペット」か「水拭きしない場所」に決めておくと、ラグが濡れません。
最初の1回は部屋の地図づくりに使う
買ってすぐの1回目は、Qrevo Lが家の中を走って間取りの地図を作ります。このとき、ドアを開けておき、床の物を片付けておくと地図がきれいにできます。地図ができたら、アプリで部屋の名前を付けて分けておくと、あとから「ダイニングだけ」の掃除がしやすくなります。
Qrevo Lが向いている人と向いていない人
Qrevo Lは、フローリング中心の家で、全自動ドックつきの水拭きロボット掃除機を初めて買う人に向いています。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| ダイニングや台所の床のベタつきが気になる人 | ソファやベッドの下まで掃除させたい人 |
| ドックを置くスペースが狭い人 | 給水タンクの補充もしたくない人 |
| モップを手で洗う手間をなくしたい人 | 床に物が多くて片付けられない人 |
ソファ下も掃除させたいなら、本体の高さが9cm以下の薄型モデルを選んだほうが満足しやすいです。給水まで手をかけたくないなら、水道につなげるタイプを探すことになります。
Qrevo Lは初めての全自動ドックに選びやすい
Qrevo Lを使ってみて、水拭きの仕上がりとドックの置きやすさには満足しています。給水タンクの補充と本体の高さは気になるところですが、どちらも買う前に分かっていれば困ることはありません。
床のベタつきを取りたくて、ドックの置き場所に悩んでいるなら、Qrevo Lはおすすめできる水拭きロボット掃除機です。家具の下のすき間とドックを置く場所だけ、先に測っておいてください。
小さなドックで洗浄と乾燥まで自動
家電とガジェットを扱う編集チーム。メーカーの発表会や販売店での取材と、実際に買って使った記録をもとに記事を作っています。「売れている順ではなく、置き場所と使い方で選ぶ」が編集方針。
X(旧Twitter)


