アイリスオーヤマのPMPC-MA4は、満水4Lの電気圧力鍋です。材料を入れてメニューを選ぶだけで、角煮やカレー、手羽元の煮込みまで火を使わずに作れます。
うちは4人家族で、休日の夜ごはんと平日の作り置きにこの電気圧力鍋を使っています。いちばん多いのは無水カレーで、次が豚の角煮です。
このレビューでは、使ってみて良かったところと、正直に気になったところを両方書きます。買ってから「思っていたのと違う」となりやすいのは、調理にかかる時間とふたのお手入れです。そこも詳しく紹介します。
アイリスオーヤマ PMPC-MA4はどんな電気圧力鍋か
PMPC-MA4は、圧力調理のほかに無水調理、低温調理、蒸し、炊飯、なべモードが使える2WAYタイプの電気圧力鍋です。自動メニューが90種類あり、ガラスぶたが付いているのがほかのモデルとの違いです。
- 容量:満水4.0L/調理容量2.6L
- 最高圧力:70kPa
- 消費電力:1000W
- 重さ:約4.5kg
- 自動メニュー:90種類
- 調理モード:圧力、無水、低温(30〜100℃)、なべ、蒸し、炊飯
- 予約と保温:あり
- 付属品:ガラスぶた、蒸しプレート、計量カップ、レシピブック
同じ4LにはPC-MA4というモデルもあります。中身はほとんど同じで、PMPC-MA4は自動メニューが多く、ガラスぶたが付いています。卓上で鍋料理にも使いたいなら、PMPC-MA4のほうが使い道が増えます。
PMPC-MA4を使って良かったところ
いちばん良かったのは、火のそばにいなくても肉がやわらかく煮えることです。コンロで煮込むときのように、吹きこぼれや焦げを気にして何度ものぞく必要がありません。
PMPC-MA4なら角煮と手羽元が箸で切れる
豚バラのかたまりを入れて角煮のメニューで作ると、脂の部分まで箸ですっと切れます。手羽元はしょうゆと酢で煮ると、軟骨まで食べられるくらいやわらかくなりました。
コンロで手羽元を軟骨まで煮ようとすると、2時間以上かかります。そのあいだずっと火の番をしなくていいのが、電気圧力鍋のいちばんの良さだと感じています。
PMPC-MA4の無水カレーは水なしでもスープがたまる
玉ねぎ2個とトマト缶、鶏もも肉を入れて無水カレーを作ると、野菜から出た水分だけで鍋の底にスープがたまります。玉ねぎは形が残らないくらいに溶けて、ルーを入れると甘みのあるカレーになります。
調理容量が2.6Lあるので、4人で食べても次の日のお昼に1回分残ります。PMPC-MA4で無水カレーを作るようになってから、カレーに水を入れなくなりました。
なべモードとガラスぶたで卓上鍋にも使える
なべモードは、ふたを開けたまま加熱できるモードです。圧力をかける前に肉の表面を焼いたり、できあがった煮物の汁を煮詰めたりするときに使っています。
冬はガラスぶたに替えて、テーブルの上で寄せ鍋やおでんにしています。電気圧力鍋と卓上鍋を別々に持たなくていいので、キッチンの棚が1つ空きました。
PMPC-MA4の低温調理でローストビーフも作れる
温度は30〜100℃の間で決められます。60℃で2時間にして牛ももをかたまりで入れると、中がピンク色のローストビーフになります。
ヨーグルトを作るときも同じモードを使います。低温調理器を別に買わなくていいのは、思っていた以上に助かりました。
圧力をかけているあいだの音が小さい
コンロの圧力鍋のように、シュッシュッと大きな音が出ません。圧力がかかると赤いピンが上がるだけなので、子どもが寝たあとの夜に作り置きをしても気になりませんでした。
PMPC-MA4で気になったところ
気になったのは、できあがるまでの時間と、ふたのお手入れの2つです。どちらも買う前に知っておけば、使い方で困らなくなります。
PMPC-MA4は加圧20分でもできあがりまで1時間ほど
メニューに書かれている加圧時間は、圧力がかかっているあいだの時間です。実際には、圧力が上がるまでの時間と、下がるまでの時間がそれぞれ加わります。加圧20分の料理でも、スタートから食べられるまで1時間ほど見ておいたほうがいいです。
「時短家電」と思って買うと、少しがっかりするかもしれません。早くできるというより、ほうっておいてもできる鍋だと考えると、ちょうどいいです。
白米は圧力をかけずに炊くので75分かかる
白米のメニューは圧力を使わない炊き方で、何合でも1時間15分ほどかかります。炊飯器のかわりに毎日使うには長いので、うちでは炊き込みごはんを作るときだけ使っています。
早く炊きたいときは、手動の圧力調理で時間を決める方法もあります。ただ、水の量や時間を自分で決めることになるので、慣れるまでは炊飯器のほうがラクです。
PMPC-MA4のパッキンにカレーのにおいが残る
ふたの内側には、ゴムのパッキンが付いています。無水カレーを作った次の日に角煮を作ると、パッキンにスパイスのにおいが残っていることがありました。
うちでは、カレーのあとにパッキンを外して、薄めた台所用洗剤に30分つけています。外したパッキンは小さいので、なくさないように洗う場所を決めておくと安心です。口コミでも、パッキンをなくして困ったという声がありました。
本体が大きく片付ける場所に困る
内鍋が浅くて広い形なので、思っていたより横幅があります。重さも約4.5kgあり、毎回棚から出し入れするのは大変です。うちは結局、キッチンの台の上に出しっぱなしにしています。
PMPC-MA4の使い方で迷うところ
使い始めに迷いやすいのは、おもりレバーの切り替えです。ふたの上にあるレバーを「密封」にすると圧力がかかり、「排気」にすると蒸気が抜けます。
- 内鍋に材料を入れて、ふたを「カチッ」と音がするまで閉める
- 圧力をかけるときは、おもりレバーを「密封」にする
- メニューと時間を選んでスタートを押す
- 終わりの音が鳴ったら、赤いピンが下がるまで待つ
- レバーを「排気」にしてから、ふたをゆっくり開ける
もう1つ迷うのが予約調理です。PMPC-MA4は予約できるメニューが決まっていて、すべての料理を予約できるわけではありません。朝にセットして夜に食べたい料理がある人は、取扱説明書の予約できるメニューの一覧を先に見ておくと安心です。
PMPC-MA4が向いている人と向いていない人
3〜4人家族で、煮込み料理や無水カレーをまとめて作りたい人にはPMPC-MA4が向いています。
- 角煮やカレーなど、煮込み料理をよく作る
- 3〜4人分を一度に作って、次の日にも食べたい
- 火の番をせずに、ほかの家事をしながら料理をしたい
- 冬は卓上鍋にも使いたい
反対に、1〜2人暮らしの人には少し大きすぎます。調理容量1.4Lくらいの2Lクラスのほうが、置き場所にも困りません。
また、ごはんを毎日早く炊きたい人や、10分20分で料理を終わらせたい人にも向いていません。できあがりまでの時間は、コンロで作るのとあまり変わらないか、料理によっては長くなります。
PMPC-MA4はほうっておいても煮込みが作れる4Lの電気圧力鍋
PMPC-MA4は、早く作るための鍋ではなく、火のそばにいなくても煮込みができあがる鍋です。角煮や手羽元はやわらかく、無水カレーは野菜の水分だけでおいしく作れます。
家族分の煮込みを任せたい人なら、PMPC-MA4を買って困ることは少ないと思います。ただ、加圧のあとの待ち時間と、パッキンのお手入れは毎回必要です。そこを分かったうえで選べば、毎日のごはん作りがかなりラクになります。
ガラスぶた付きで卓上鍋にもなる
家電とガジェットを扱う編集チーム。メーカーの発表会や販売店での取材と、実際に買って使った記録をもとに記事を作っています。「売れている順ではなく、置き場所と使い方で選ぶ」が編集方針。
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