確定申告の時期になると、机の上に領収書と書類の山ができていませんか。1枚ずつフラットベッドのガラス面に置いて読み取っていると、50枚で30分以上かかってしまいますよね。
自動給紙(ADF)付きのスキャナーなら、紙の束をセットしてボタンを押すだけで、両面を続けて読み取ってくれます。とはいえ、自動給紙のスキャナーは何十枚も入る大きなものから、カバンに入る薄いものまでいろいろあるんです。
そこで今回は、使う場面ごとに選びやすい自動給紙スキャナーを3台に絞りました。自分でいくつか使ってみたり、口コミや取材をして総合評価で書いています。
自動給紙スキャナーのおすすめの選び方はこの3つ
- 一度に入る枚数と1分あたりの速さで選ぶ
- 置き場所の広さと持ち運ぶかどうかで選ぶ
- パソコンなしで使いたいならWi-Fi付きを選ぶ
書類が多い人は給紙枚数の多い自動給紙スキャナーがおすすめ
自動給紙スキャナーの差がいちばん出るのが、一度にセットできる枚数です。20枚しか入らない機種だと、100枚の書類なら5回は継ぎ足しが必要になります。
毎月50枚以上の紙をデータにするなら、50枚以上入る自動給紙スキャナーを選ぶと待ち時間がぐっと減ります。速さは「毎分○枚」で書かれているので、両面で何枚読めるかを見ておくと比べやすいです。
机が狭いならUターン排紙のスキャナーを選ぶ
自動給紙のスキャナーは、読み取った紙を本体の前に出すものが多いです。前に紙が出てくるぶん、机の奥行が30cmくらいは空いていないと使いにくいんですよね。
ノートパソコンの横に置きたいなら、紙を本体の上に戻すUターン排紙のスキャナーが向いています。外出先や取引先で読み取りたい人は、重さ1kg前後でUSBの電気だけで動くモバイル型を選んでください。
スマホに直接送りたいならWi-Fi対応のスキャナーを選ぶ
Wi-Fi対応の自動給紙スキャナーなら、パソコンを立ち上げなくてもスマホやクラウドに直接データを送れます。
家族で共用したり、スマホで書類を見返したりしたい人はWi-Fi付きがおすすめです。USBだけのスキャナーは値段が抑えめで、パソコンにつないだままの使い方なら困りません。
自動給紙 スキャナー おすすめ3選
第1位 iX2500 書類が多い人向けの自動給紙スキャナー

最初に紹介するのは、ScanSnapの中でいちばん上のモデルのiX2500です。
- 給紙枚数:最大100枚(A4)
- 速さ:A4両面で毎分45枚
- 操作:5インチのタッチパネル
- 接続:Wi-Fi 6/USB Type-C
- サイズ:幅292×奥行161×高さ159mm/3.5kg
うちの編集部で、経費の領収書と契約書の読み取りに使っているのがこのスキャナーです。前はiX1600を使っていたのですが、iX2500に替えていちばん楽になったのは、一度に100枚入るようになったことでした。
月末に溜まった請求書の束をそのまま入れても、継ぎ足しなしで最後まで読み取ってくれます。A4の両面で毎分45枚なので、100枚でもだいたい2分半です。正直、これはもう手放せないです!
5インチのタッチパネルには「経費」「契約書」「名刺」のように読み取り設定をアイコンで並べておけます。押すだけで保存先とファイル形式が切り替わるので、毎回パソコンで設定を選び直す必要がありません。紙が2枚重なって入ったときは超音波のセンサーで止まるので、ページが抜けたまま保存されることもほとんどないです。
気になったのは大きさと値段です。重さが3.5kgあるので、使うたびに棚から出し入れするのはちょっと大変です。値段もiX1300よりかなり高くなります。月に数十枚しか読み取らないなら、ここまでの自動給紙スキャナーはいらないかもしれません。
- 毎月100枚以上の書類をデータにしたい人
- 家族や職場の何人かで1台を共用したい人
- 設定をボタン1つで切り替えたい人
書類の量が多い人には、いちばんおすすめの自動給紙スキャナーです。
100枚を一度に入れられる上位モデル
第2位 iX1300 狭い机におすすめの小型スキャナー

次に紹介するのは、ScanSnapの小さいモデルのiX1300です。
- 給紙枚数:最大20枚(A4)
- 速さ:A4両面で毎分30枚
- 読み取り方:Uターンスキャンとリターンスキャン
- 接続:Wi-Fi(2.4GHz/5GHz)/USB
- サイズ:幅296×奥行114×高さ87mm(収納時)/2.0kg
自宅の作業机で使っているのがこのiX1300です。机の奥行が45cmしかなく、前に紙が出てくるスキャナーだとキーボードにぶつかるので、このモデルを選びました。
読み取った紙が本体の上に戻ってくるので、ノートパソコンの横に置いたままでも使えます。20枚ずつのセットですが、両面で毎分30枚なので、家の書類くらいなら待たされる感じはありません。
もう1つ便利なのが、前から1枚ずつ差し込むリターンスキャンです。通帳や保険証のような厚みのあるものも読み取れるので、子どもの医療証や年金の書類を一度にデータにしておくのに役立ちました。
ただ、タッチパネルはなく、ボタンは1つだけです。読み取り設定はパソコンかスマホのアプリで選ぶので、慣れるまでは少し迷いました。一度に入るのも20枚までなので、100枚を超える書類を毎月読み取る人には物足りないと思います。
- 机の奥行が狭くて置き場所に困っている人
- 通帳やカードも一緒にデータにしたい人
- 家の書類を月に数十枚読み取るくらいの人
置き場所を取らない自動給紙スキャナーを探している人におすすめです。
第3位 DR-P215II 持ち歩ける自動給紙スキャナー

3台目に紹介するのは、キヤノンのモバイル型のDR-P215IIです。
- 給紙枚数:約20枚(A4)
- 速さ:A4両面で毎分30面(白黒200dpi/ケーブル2本か電源アダプター使用時)
- 電源:USBバスパワー(ACアダプターは別売)
- カード:プラスチックカードに対応
- サイズ:幅285×奥行95×高さ40mm(収納時)/約1.0kg
トレイを閉じると厚さ4cmになる、カバンに入る自動給紙スキャナーです。USBケーブルから電気をもらって動くので、コンセントが無い会議室や出張先のホテルでも使えます。
口コミでは「営業先で契約書をその場で読み取れる」「健康保険証や免許証を挟んで読める」という声が目立ちます。片手で持てる1.0kgなので、ノートパソコンと一緒に持ち歩いても重さはそれほど気になりません。
気をつけたいのは速さです。USBケーブル1本だけでつなぐと、カラー300dpiの両面で毎分6枚まで落ちます。速く読み取りたいときは、ケーブル2本でつなぐか別売のACアダプターを使ってください。Wi-Fiは付いていないので、スマホに直接送ることもできません。
- 出張先や取引先で書類を読み取りたい人
- 使わないときは引き出しにしまっておきたい人
- カード類も同じ1台で読み取りたい人
外に持ち出して使いたい人におすすめのスキャナーです。
USBの電気だけで動く1kgのモバイル型
迷ったら書類の量で自動給紙スキャナーを選ぶのがおすすめ
3台とも自動給紙で両面を読み取れますが、向いている人ははっきり分かれます。
毎月100枚以上ならiX2500、家で月に数十枚ならiX1300、外に持ち出すならDR-P215IIを選ぶと迷いません。
紙の書類は、置いておくだけで机の上も棚もどんどん埋まっていきます。自動給紙のスキャナーが1台あれば、届いた書類をその日のうちにデータにして捨てられるようになります。まずは自分が月に何枚くらい紙を受け取っているか、数えてみてください。
家電とガジェットを扱う編集チーム。メーカーの発表会や販売店での取材と、実際に買って使った記録をもとに記事を作っています。「売れている順ではなく、置き場所と使い方で選ぶ」が編集方針。
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