アイリスオーヤマのFLK852は、洗濯8kgと乾燥5kgのドラム式洗濯機です。ヒーター乾燥と温水洗浄が付いていて、大手メーカーのドラム式より値段を抑えて買えます。
うちは夫婦2人で、縦型の洗濯機から買い替えて半年ほどこのFLK852を使っています。毎日の洗濯に使い、乾燥はタオルと下着を中心に週4回くらい回しています。
このレビューでは、使ってみて良かったところと、正直に気になったところを両方書きます。買う前に知っておくと困らないのは、乾燥にかかる時間とフィルターのお手入れです。そこも詳しく紹介します。
アイリスオーヤマ FLK852はどんなドラム式洗濯機か
FLK852は、洗濯から乾燥までできるヒーター乾燥のドラム式洗濯機です。温水洗浄とふろ水ポンプが付いていて、洗剤の自動投入は付いていないのが同じ8kgのHDK852Zとの違いです。
- 洗濯容量:8kg
- 乾燥容量:5kg
- 乾燥方式:ヒーター乾燥
- 運転音:洗濯40dB/脱水44dB/乾燥44dB
- 標準コースの目安時間:洗濯約47分/洗濯乾燥約236分
- サイズ:幅59.5×奥行65.2×高さ106.5cm
- 質量:約80kg
- 防水パンの奥行内寸:52cm以上
- 扉:左開き
- そのほか:インバーター、温水洗浄、ふろ水ポンプ、予約タイマー、シワ取りコース
- 色:ホワイト、ブラック
乾燥の具合は、温度や湿度を見る5つのセンサーで判断する仕組みです。メーカーはこれを「ファイブセンシング」と呼んでいます。乾きすぎや乾き残りを減らすための機能で、使っている側からするとボタンを押して待つだけです。
FLK852を使って良かったところ
いちばん良かったのは、乾燥まで回したタオルがふんわり仕上がることです。縦型で外干ししていたときのゴワゴワした手ざわりが、FLK852に替えてからなくなりました。
FLK852で乾燥したタオルはふんわり仕上がる
バスタオル4枚とフェイスタオル6枚を洗濯乾燥で回すと、取り出したときにはしっかり乾いています。手ざわりは、乾燥機のあるコインランドリーで乾かしたときに近いです。
縦型のころは、タオルを洗って干してたたむまでに毎日20分ほどかかっていました。今は取り出してたたむだけなので、干す時間がまるごとなくなっています。
温水洗浄でシャツの襟の黄ばみが目立たなくなる
温水洗浄は、夫のワイシャツと私のTシャツを洗うときに使っています。水だけで洗っていたときは、襟と脇の黄ばみが少しずつ濃くなっていました。
FLK852の温水洗浄で洗うようになってからは、黄ばみが前より薄くなりました。皮脂のにおいも残りにくいので、夏場のシャツは温水洗浄で洗うのがおすすめです。
ドラム式なので水の量が少なくて済む
ドラム式は、ドラムを回して衣類を持ち上げて落とす洗い方です。縦型のように水をたっぷりためないので、1回に使う水の量が少なくなります。
ふろ水ポンプも付いているので、前の晩の残り湯を洗いに使えます。うちでは平日の朝に残り湯で洗い、すすぎだけ水道の水にしています。
洗いの音は静かで夜でも回せる
洗いのときの運転音は40dBで、隣の部屋にいるとほとんど気になりません。夜9時ごろに洗濯乾燥を始めても、テレビの音が聞こえにくくなることはありませんでした。
FLK852で気になったところ
気になったのは、洗濯乾燥に4時間近くかかることと、乾燥フィルターの掃除を毎回しないといけないことです。どちらも買う前に知っておくと、使い始めてから困りません。
FLK852の洗濯乾燥は4時間近くかかる
標準コースで洗濯から乾燥まで回すと、目安は約236分です。朝7時に始めると終わるのは11時ごろなので、出かける前に取り出すことはできません。
うちでは夜に予約して、朝起きたら取り出すようにしています。この使い方に慣れるまでは、乾燥したいのに時間が足りない日が何度かありました。
乾燥フィルターのホコリ取りは毎回必要
乾燥を使うと、フィルターに綿ボコリがびっしり付きます。1回の乾燥で、指先でつまめるくらいのかたまりが取れます。
掃除をさぼると乾くまでの時間がのびるので、乾燥のたびに取るのがおすすめです。扉の内側のゴムにも糸くずがたまりやすく、週に1回はふき取っています。
厚手のパーカーはフードが乾き残る
5kgまで乾燥できますが、厚手のパーカーやジーンズを入れるとフードやポケットの部分が少し湿っていることがあります。乾き残りは、厚手のものを入れた日に多いです。
厚手の服を乾燥するときは、量を少なめにすると乾き残りが減りました。それでも湿っていたら、ハンガーにかけて30分ほど置けば乾きます。
脱水のときの振動は少し大きい
脱水のときは44dBで、洗いのときより音と振動がはっきり分かります。床が揺れるほどではありませんが、夜11時を過ぎてから脱水が始まらないように予約時間を決めています。
本体は約80kgで搬入に人手が必要
FLK852は本体だけで約80kgあります。設置は配送業者にお願いしましたが、2人がかりで運んでいました。
自分で設置するのはまず無理なので、買うときは設置まで頼める販売店を選んでください。防水パンの奥行が52cm以上あるかも、先に測っておくと安心です。
FLK852の使い方で迷うところ
迷いやすいのは、乾燥フィルターの掃除のやり方と、夜に予約するときの時間の決め方です。うちで続けているやり方を番号で紹介します。
乾燥フィルターの掃除は3つの動きで終わる
- 乾燥が終わったら、乾燥フィルターを取り外す
- フィルターのホコリを手でつまんで取る
- フィルターを元の位置に差し込む
ホコリを取るのは1分もかかりません。ホコリが取れにくいときは、乾いた歯ブラシで軽くこすると落ちます。
夜に予約するときは終わる時間から逆算する
- 朝に取り出したい時刻を決める
- その時刻を予約タイマーに入れる
- 洗濯物と洗剤を入れてスタートを押す
予約タイマーは終わる時刻に合わせて動くので、何時に始まるかを自分で計算しなくて大丈夫です。脱水の音が気になる集合住宅なら、朝6時ごろに終わるように入れると夜中の脱水を避けられます。
FLK852が向いている人と向いていない人
FLK852が向いているのは、乾燥付きのドラム式洗濯機をできるだけ安く買いたい1〜2人暮らしの人です。洗濯物が多い家族には、容量がもう少し大きいモデルのほうが合います。
FLK852が向いている人
- タオルと下着を毎日乾燥まで回したい人
- シャツの襟や脇の黄ばみが気になる人
- お風呂の残り湯を洗濯に使いたい人
- 夜に予約して朝に取り出す使い方ができる人
FLK852が向いていない人
- 洗濯から乾燥まで2時間ほどで終わってほしい人
- 洗剤を量って入れるのが面倒な人
- 4人以上の家族で、1回に洗う量が多い人
- 厚手の服をまとめて乾燥したい人
洗剤を量るのが面倒なら、同じ8kgで自動投入が付いたHDK852Zを選ぶ方法もあります。正直に言うと、最初は自動投入が無いのは不便かなと思いました。でも洗剤を量って入れるのは30秒くらいなので、半年使った今はまったく気になっていません。
FLK852は乾燥まで任せられる安いドラム式洗濯機
FLK852は、乾燥にかかる時間は長いものの、タオルがふんわり仕上がり、温水洗浄で襟の黄ばみも落ちやすいドラム式洗濯機です。干す手間がなくなったのが、使ってみていちばん大きな変化でした。
夜に予約して朝取り出す使い方ができる人なら、FLK852を買って困ることは少ないと思います。乾燥フィルターのホコリ取りだけは毎回続けてください。そこさえ守れば、乾燥付きのドラム式洗濯機を安く使い始められます。
温水洗浄と乾燥5kgが付いて手ごろ
家電とガジェットを扱う編集チーム。メーカーの発表会や販売店での取材と、実際に買って使った記録をもとに記事を作っています。「売れている順ではなく、置き場所と使い方で選ぶ」が編集方針。
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